本体とiCloudの容量を区別しましょう

「ストレージが不足しています」という表示を見たら、どこに出た警告なのか確認します。iPhone本体のストレージとiCloudストレージは別のものです。iCloudのプランを増やしても、iPhone本体の物理的な容量が増えるわけではありません。 [2]

本体の容量は、設定 → 一般 → iPhoneストレージで確認できます。使用量とアプリの一覧を見て、写真とアプリのどちらが多いかメモすると、整理する順番を決めやすくなります。アプリ名をタップすると、使用量の内訳と管理できる項目が表示されます。 [1]

iCloudの使用量は、設定 → 自分の名前 → iCloudで確認します。本体に空きがあっても、iCloudがいっぱいだと、利用中のiCloud機能が最新の状態を保てなくなる場合があります。警告がどちらの容量についてなのか分けて考えましょう。 [2]

OSのバージョンによってメニューの場所は変わることがあります。表示された警告と現在のバージョンを確認し、使用量と大切なデータを見てから整理する項目を選びます。容量を調べる前に写真をすべて選んで消す必要はありません。

保存項目の多いスマートフォンと少ないスマートフォンを比較した概念図

アプリを「取り除く」と「削除」を使い分けましょう

アプリ管理画面の「アプリを取り除く」は、アプリ本体の容量を空けながら、書類とデータをデバイスに残す操作です。「アプリを削除」は、アプリと関連データを消します。また使う可能性があるアプリなら、両方の説明を読んでから選びましょう。 [1]

アプリ本体より書類とデータの容量が大きい場合、取り除くだけでは思ったほど空きが増えないことがあります。アプリ内で個別に消せる書類がないか、必要なファイルを別の場所に保存したかを確認します。削除前にはログイン情報や残しておきたいデータも確認しておきましょう。 [1]

ストレージ画面に「おすすめ」が出ていたら、一つずつ説明を読みます。すぐに有効にするより、どのデータが変わるのかを確認し、再ダウンロードできるものと再作成しにくいものを分けて考えると安心です。アプリを一つ整理したら、使用量の画面に戻って変化を確認します。 [1]

写真が多ければストレージの最適化を確認しましょう

写真やビデオが容量の大半を占めているなら、削除する前にiCloud写真を使っているか確認します。ストレージの最適化は、フル解像度のオリジナルをiCloudに保存し、必要に応じてiPhoneには容量の小さいコピーを置く仕組みです。 [3]

設定 → 自分の名前 → iCloud → 写真で、「このiPhoneを同期」とストレージの最適化に関する設定を確認します。Appleの現行案内では、iOS 27以降は「iPhoneストレージ」を開く手順が示されています。それ以前のバージョンでは画面が異なることがあるため、ボタンの順番を一律に考えず、設定名も確認しましょう。 [3]

オリジナルを保存するためのiCloudの空き容量も必要です。本体の容量だけで設定を変えず、iCloudの残量も確認しましょう。iCloudに置きたくない写真やビデオは、パソコンへ移す方法もあります。移したファイルが実際に開けることを確認してから、iPhone側を整理すると安心です。 [3]

写真の削除がほかのデバイスにも反映されるか確認しましょう

iCloud写真は、iPhoneで写真を消してもクラウドの原本だけが残る保管庫ではありません。1台で写真やビデオを削除すると、同じApple Accountで接続しているほかのデバイスからも削除されます。残したいものは、削除前にバックアップします。 [4]

通常、削除した写真やビデオは「最近削除した項目」に30日間残り、復元できます。ここから完全に削除したものは復元できません。容量を空けるためにすべて消す前に、必要な写真が混じっていないか見直しましょう。 [4]

似た写真が多い場合は、「重複項目」の結合機能を確認できます。Appleの案内ではiOS 16以降に対応しており、重複の検出は自動で行われますが、時間がかかる場合があります。アルバムがすぐ出ないからと手動で何枚も消すより、バージョンとデータの状態を確認しましょう。 [4]

整理後は空き容量と必要なデータを確認しましょう

アプリと写真を一度に消すと、何が容量を使っていたか分かりにくくなります。大きい項目を一つ整理したらiPhoneストレージに戻り、次に整理するものを選びます。保存したい写真やダウンロードしたいファイルがあれば、その操作をもう一度試しましょう。

「システム」や「その他」が表示されても、その名前のファイルを探して一括削除しようとしないでください。この分類にはOSやさまざまなシステムデータが含まれます。Appleは、容量を空けるためにデバイスがキャッシュや一時ファイルを管理するので、手動で削除する必要はないと案内しています。 [1]

問題が続く場合は、警告文、本体とiCloudそれぞれの使用量、大きいアプリの名前、整理したデータを記録しておきます。画面ごとの容量を分けて伝えると、本体の容量不足とiCloudの容量不足を混同せず、サポートを受けやすくなります。